コシウォンとは?
コシウォンの基本概要
| 名称 | コシウォン(고시원、考試院) |
| 目的 | 元々は国家試験などを控えた学生が勉強に集中するための施設。現在は、留学生、出張者など幅広い層が利用しています。 |
| 部屋の広さ | 非常にコンパクト(平均2〜3畳程度)。ベッドと机がギリギリ収まるサイズです。 |
| 契約形態 | 1ヶ月単位の契約が一般的で、短期滞在にも適しています。 |
| 保証金 | 基本的に保証金(日本の敷金のようなもの)が不要な場合が多いです。 |
| 費用 | 家賃に光熱費・管理費が含まれていることが多く、月々の費用がわかりやすいです。 |
| 設備 | 必要最低限の家具(ベッド、机、ミニ冷蔵庫など)は揃っています。 |
| 種類 | * コシウォン:シャワー・トイレが共同の部屋が多い。 |
| * コシテル(コシウォン+ホテル):部屋にシャワー・トイレが付いているグレードアップ版。家賃は高くなります。 |
私が住んだコシウォンの紹介
2018年にソウルでワーキングホリデー中に2つのコシウォンを利用しました。
①2018年春 シンチョン(新村)にあるコシウォンに2か月滞在
シンチョンは延世大学があり、若者が多い街です。コシウォンも繁華街に建つビルの中に入っていました。
韓国人の友人に家賃の予算を伝えて探してもらいました。大家さんのメールアドレスがネットに載っていたので、自分で連絡を取りました。(韓国渡航前、日本にいるうちに連絡を取りました)
〈部屋の様子〉
部屋は3畳ほどで、備え付けベッドと小さい冷蔵庫があるだけの部屋でした。窓なしと窓ありの部屋があり、選べませんでしたが運よく窓ありでした。
部屋が狭いのですが、スーツケースや着替えなども置く必要があるため、生活するスペースがなさすぎて、勉強・食事・着替えなどすべてのことをベッドの上で行う必要がありました。
ちなみに私が住んでいたコシウォンは、2フロアぐらいありましたが男女混合でした。
〈施設〉
キッチン、シャワー、トイレ、洗濯&洗濯もの干し場がすべて共用です。
白米とキムチは無料提供でしたが、キッチンにいつも国籍不明のヤンキー3人組が居座っていたので、怖くて食べたことはありません。キッチンで調理したこともありません。汚くて使いたくありませんでした。自炊をしなかったので、いつもコンビニや屋台で食事を済ませていたため、出費がかさみました。
シャワーとトイレは男女共用でした。なぜかシャワーブースがキッチンの中にあり、髪ズタズタのすっぴんでシャワー室から出ると、誰かがご飯を食べているので毎回恥ずかしかったです。特にキッチンに男性がいるときは嫌でした~
洗濯機は屋上にあり、洗濯ものは屋上に自由に干してよかったです。盗まれることもあるので、自己責任でといわれました。大事なものは部屋に干すほうが良いです。
韓国はとても治安のよい国ですが、コシウォンにはちょっと変わった人が多いので注意が必要です。
無料Wi-Fiありで、助かりました。
コシウォンが雑居ビルの中に入っており、下の階がカラオケ屋さんだったので夜中までうるさかったです。私はホームシックにかかっていたので、にぎやかで気が紛れて良かったですが!

(↑コシウォンの屋上)
〈家賃〉
1か月20万ウォンでした。(2018年春)
大家さんに手渡しで支払いました。
退去するときや、翌月も利用したいときは大家さんにショートメールでお伝えしていました。
〈大家さんと住人〉
大家さんは常駐していませんでした。たまに清掃しに来てくれているようでした。用事があるときはショートメールで連絡をしていました。
たまにしか来ないので、トイレやキッチンは汚かったです。
住人は、韓国人もいれば外国人(留学生)もいました。私が関わった人たちはみんなキャラが濃かったです。
体に鎖を巻き付けている韓国人の女性(財布とか盗られないようにしているそうです)、スタバにやたら誘ってくる韓国人のおじさん、顔に「炒飯」という漢字のタトゥーを入れている韓国人のお兄さん、グイグイ来る東ティモール人などなど。体に鎖を巻いていた女性は、夜中にわざと火災報知器を鳴らしたりするので、生きた心地がしませんでした。顔に「炒飯」のタトゥーを入れている人は、すごく人相が悪くて日頃から怖かったのですが、あるとき「日本語で炒飯ってどう発音するんだ?」と韓国語で聞いてきました。どんだけ炒飯好きなんだよと笑いそうになりました。
②2019年3月 チョンニャンニ(清涼里)にあるコシウォンに2週間滞在
日本に帰国前、2週間だけ利用しました。
ネットで検索して、大家さんに連絡を取り、見学させてもらい決めました。普通は1か月単位でしか契約できませんが、交渉して2週間だけ利用させてもらいました。その代わり、日本人に宣伝してね!と言われました☺
〈部屋・施設〉
上で紹介したことと同じになるので割愛します。
こちらもキッチンやシャワー室はあまりきれいではありませんでした。
廊下に汗?のような臭いが充満しており、しんどかったです。
冬だったので、洗濯ものは自分の部屋に干しましたが、3畳の部屋に洗濯ものを干すのは大変でした。(湿気で息苦しい…)
〈家賃〉
すみません、忘れてしまいました。
〈大家さんと住人〉
大家さんは毎日いました。退去するときに荷物運びを手伝ってくれて優しかったです。
住人との関わりはありませんでした。欧米からの留学生が2人ぐらいいました。変な人には会いませんでした(笑)
まとめ
コシウォンのメリットは家賃が安いことです。また家賃が口座引き落としでなく、手渡しでよかったので楽でした。いろんな人と出会えるので、寂しがりやの人にはいいかもしれません。白米とキムチが無料なので、節約したい人にはいいかもしれません。しかし、私が住んだコシウォンはどちらもキッチンが汚くて、白米もキムチも食べる気がしませんでした。
デメリットは、変な人が多いことです。大家さんが常駐しているなら安心ですが、そうでない場合はしっかり自分の身は自分で守るようにした方がいいです。
あとは、シャワーやキッチンが衛生的でない場合があることですね。事前に見学できるので、部屋だけでなく共用スペースも確認しましょう。
わたしは、INFJ、HSP、閉所恐怖症…ということもありコシウォン生活はあまり向いていませんでした!
合う人には合うと思うので、見学して見極めることが大切ですね。
おまけ★
コシウォンの雰囲気がわかる韓国ドラマを紹介します♪本当にこんな感じでした💦
「他人は地獄だ」 https://www.bsfuji.tv/tanin/


コメント