アンニョンハセヨ~
私の知り合いの韓国人女性が、改名をしました。名前があまり気に入っていないということに加え、自分の名前と同音異義語の単語があり、そのせいで不便なことがあるからだと言っていました。
「名前を変えて人生が良い方向に行きそう!名前を変えることは別に珍しくないよ」とサラッと言っていたので、そんなにあっさり変えられるの?と疑問に思いました。
日本だと「名前は親からの最初のプレゼント」と言われたりしますが、韓国ではどうなのでしょう?調べてみることにしました。
改名する人はどれくらいいるの?
2010年代の10年間だけで、約146万人が改名。これは国民の約3%(100人に3人)に相当します。毎年およそ20万人弱が改名を申請しています。
裁判所への申請後の許可率は90%以上。
改名する人が多い理由① 2005年の規制緩和
かつて韓国でも改名は厳しく制限されていましたが、2005年に最高裁判所が「個人の幸福追求権」を認め、「犯罪目的などの悪用でない限り、原則として改名を許可すべき」という判断を下しました。
これ以降、手続きが大幅に簡略化され、許可率も90%を超えるようになりました。
ドラマ『私の名前はキム・サムスン』(2005年)で、主人公が自分の古臭い名前に悩み改名しようとする姿が共感を呼び、ブームに拍車をかけたとも言われています。
改名する人が多い理由② 運勢を変えたい(姓名判断/四柱推命)
韓国では、名前がその人の「一生の運勢(健康、仕事、結婚)」を左右する、という考え方が非常に根強く残っています。
「最近悪いことが続くのは名前のせいだ」と考え、占い師(姓名学の専門家)に相談して、より運気が上がる名前に変えるケースが極めて多いです。
就職活動や受験、プロ野球選手の不振脱却など、人生の節目で「心機一転」を狙って改名することも珍しくありません。
韓国の街中を歩いていると「作名所 (작명소)」「哲学会 (철학관)」という看板が出ている建物があります。ここで改名の相談ができるそうです。気にして見てみると、けっこうたくさんありますよ~
改名する人が多い理由③名前にまつわる時代背景
古臭い名前からの脱却: かつては「ジャ(子)」「スク(淑)」など、日本統治時代の名残がある古い響きの名前が多くありました。また、男の子を望む親が、女の子に対して「もう娘は終わり(末娘)」という意味の名前をつけることもあり、成人してからより洗練された現代的な名前に変える人が増えました。
からかいの対象: 発音が変な言葉を連想させたり、いじめの原因になったりする名前を持つ人が、自分のアイデンティティを守るために改名を選びます。
まとめ 韓国における名前の捉え方
韓国の人々にとって、名前は「親から授かった不変のもの」というより、「自分の人生を切り拓くためのツール」という側面が強いのが特徴です。
韓国では結婚しても苗字(姓)は変わりませんが、下の名前については驚くほど柔軟に、前向きに変える文化があります。
私の知人で改名した女性も、改名後は仕事が好調のようでした。また、親との関係があまりよくなかったそうですが、改名してからは親の言いなりになる人生を脱却したとも言っていました。
おまけ 2025年 人気の名前ランキング ベスト5
韓国で最近トレンドの名前が気に入ったので調べてみました。
(韓国の統計データ babyname.krなどに基づく)
◎男の子
1位 도윤 (トユン)
2位 이준 (イジュン)
3位 하준 (ハジュン)
4位 은우 (ウヌ)
5位 시우 (シウ)
◎女の子
1位 서아 (ソア)
2位 이서 (イソ)
3位 지안 (ジアン)
4位 서윤 (ソユン)
5位 아린 (アリン)
だそうです。どれも響きがきれいですね~♪
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。



コメント